「①互いを紹介し合う（メール交流のステップ）」での紹介期間を踏まえ、双方が交流継続を希望したなら（あるいは、紹介期間中でも双方が交流に積極的なら）、タイミングを見計らい両家でお見合いをしましょう。

家庭交流の目安は2~3か月です。家庭間・子女間で十分な交流期間を持ってください。もちろん、このステップにおいても、交流した結果、約婚に至らない場合もありますが、最初から交流自体に前向きでないまま家庭交流のステップに入らないようにしましょう。時間も経費も無駄になります。

 

１. お見合いをする

初めての出会いは、たとえお互いが知り合いであっても、落ち着かず気詰まりするものです。

まずは当事者のコンディションや事情に合わせて日取りを決め、両家が出向きやすい場所を選んでください。最寄りの教会や雰囲気の良いレストランで出会うケースが多いようですが、教会を使う場合は、人目につかないように配慮し、本人に余計なプレッシャーを与えないようにしましょう。参考までに、一方の家庭が週末などを利用して相手家庭を訪問し、共に時間を過ごすといった自然な出会い方も可能です。

なお、最初のお見合いは父母同席が基本ですが、居住地が離れていたり、諸事情でどうしても 父母が出向けないような場合は、アドバイザーなどに同席していただきましょう。

また、この時、親ばかりが盛り上がり当事者同士が話せなくならないよう、挨拶の後、親はいったん席を外し子女同士で交流する時間を持たせてください。ただし、最初は長過ぎるとストレスになりかねないので適度な時間で切り上げましょう。

お見合いの後は、双方の家庭（夫婦・親子）でいま一度その出会いについて振り返り、３日ほど祈ってみましょう。その上で、改めて父母間で連絡を取り、そのまま交流を続けていくかどうかを確認し合うようにしてください。

【補足】居住地が遠く、お見合いが難しい場合：国際間のマッチングなど、子女同士が実体で会うのがどうしても難しいという場合、少なくとも、スカイプなどで互いに顔を合わせて交流するようにし、その後、約婚誓約を先に交わし合うとしても、祝福式前には（数日前に現地に入るなどの予定を立てて）必ず１回以上、子女同士が直接会うようにしてください。

 

２. 子女間で交流を深める（実体交流）

お見合いのあとは、両家父母の了解の上で、子女同士が１ 対１で会って交流を深めることも可能です。

ただし、約婚前の交流は「知り合う」ことが目的であって、異性としての交際（＝ デート）ではありません。軽くランチを取ったり、お茶をしたりしながら、将来のことについて、よく話し合ってみましょう。

一方で、多くの男性が「目的を持った話し合い」はできても、「会話（コミュニケーション）を楽しむこと」などは苦手だと言われます。コーヒーショップで向き合うだけでは、本人の素顔も見えてこないこともあります。そのため、１〜２回くらいは、二人が自然に自己を表現し、同時に相手を観察できるような何かを一緒にしてみるのがよいかもしれません。

参考までに、観光地の散策やハイキング、動物園や水族館、美術館、映画館などを勧めています。

ただし、あくまで、二人が「デート」という意識にならないよう、夜ではなく、日中の時間帯を選び、閉ざされた場所（二人きりの個室）ではなく、オープンな空間で、互いを知り合う目的で交流するようにしてください。

 

３. 重要事項を確認し合う

約婚に至るまでに、メールや電話、または直接会って交流しながら、互いが事前に準備した質問事項について、十分に確認し合いましょう。下記はその質問の例です。もちろん参考ですので、すべてを聞く必要はありません。