み言では、神様がアダム・エバを祝福された目的は、彼らの子女にあったと言われます。夫婦を通して地上に現れる神様の愛は、子女の生命・血統となって、初めて地上に定着するからです。
神様がアダム・エバという子女を愛され、その一挙手一投足を見つめながら喜びを感じられたように、神様はアダムとエバが、成長して父母となり、その子女を愛する喜びに生きる姿を見て、喜ばれようとされたのです。
さらに、アダム・エバが自らの子女を育て上げる過程を通して、神様の心情を追体験し、また子女たちに祝福を授ける日を迎えたとき、神様はその心情を完全に体恤したアダム・エバを、ご自身の立場に立たせ、彼らのうちに永遠に住まおうとされたのでした。
これが「家庭理想が『三代圏完成』にある」とされた理由です。すなわち、神様の理想の定着点とは、正にアダムとエバの子女の祝福にあったと言えるのです。
同じように父母様が一世に祝福をくださったのは、そこから生まれ育つ二世の祝福に目的があったということができます。
お父様がかつて、このように言われたことがありました。「一世と先生との本当の心情因縁は、彼らが祝福の時に誓った内容を遂行していく中で築かれていくんだね。その証が、先生が祝福してあげた家庭に育った二世たちが、また再び、祝福を受けていくことだ・・・」
一世祝福に込められた父母様の願いは二世祝福を通して果たされていきます。そしてその願いはまた、彼らを通して三世へと受け継がれていくでしょう。
二世祝福とはすなわち、私たち一家庭一家庭が、天の願われる「三代圏理想」を実現していく上で必ず通過しなければいけない大切なプロセスなのです。